長期熟成酒研究会
長期熟成酒研究会がお届けする旬な熟成古酒話・イベント情報などなど…。
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熟成古酒を楽しむ会
「長期熟成清酒勉強グループ」会員酒販店様開催のイベントのお知らせです。

一日も早く元気な姿に…との願いを込めて
新酒から30年の古酒を楽しむ会」が岩手県北上市「野中公民館」にて開催されます。

詳細は下記の通りです。

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~第26回おけい茶屋 熟成酒を楽しむ会~

日 時
平成23年6月5日(日) 13時より

場 所
岩手県北上市野中公民館ホール
(岩手県北上市和賀町藤根17地割163)

参加料
3,000円

出品酒
東北の新酒、全国の30年までの古酒‥

申込み
野中公民館 おけい茶屋熊谷商店(TEL0266-27-2024)
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先着35名限定のイベントですので、申込みはお早めに…。



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テーマ:日本酒 - ジャンル:グルメ

太田酒EXPO ~春~
 昨日は「太田酒EXPO」参加しました。場所はJR有楽町駅前の東京交通会館12階展示ホールです。

 今回は例年の同イベントの半分の会場ではありましたが、会場内は来場者の方で賑わっていました。当日は天候があまり良くないながらも、活気にあふれる雰囲気でした。日本全国から清酒・焼酎メーカーが集まり、ブースでの試飲・説明等を行っていましたが、各社とも個性が醸し出されていました。

 さて、清酒・焼酎だけだと少し口寂しい?感じがしますが、もちろん今回もおつまみコーナーがあったので、早速いただきました。頂いたのは「梅干しの燻製」で、燻製独特の芳ばしい風味と梅干しの酸味が何とも言えません。ただ、残念ながら写真を撮り忘れました。他には、各蔵元ブースにておつまみが用意されており、蔵元自慢の出品酒との相性は抜群でした。意外な組み合わせに勉強になることも多々ありました。

 今回は熟成古酒コーナーが無く、各蔵元様の判断で出品されている様でした。いつもよりも熟成古酒の出品が少なかったので、次回は多くなると良いと思いました。

 蔵元ブースはそれぞれ見所があり楽しめるものでしたが、飲み方提案などは「こんな飲み方があるのか」といった驚きがありとてもよかったです。
一升瓶
※画像は会場の中央に配置された「義援金コーナー」に展示されている一升瓶です。


「甲子ハイボール」
 炭酸と古酒を割って…。おすすめの割合は炭酸が多めだそうです。
甲子


「達磨正宗カクテル」
 古酒用の新酒に市販のレモン汁を加えて…。砂糖は入っていないのですが、甘味を酸味が引き締めます。
達磨アイス 達磨ミニ

 家でも実践してみたいと思います


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Vintage sake vol,33「もっと日本酒のPRを」
Vintage sake vol,33

「もっと日本酒のPRを!!」

 内閣総理大臣揮毫の額が清酒メーカーの事務所や蔵に掛けられている。国会議員の「励ます会」やパーティーに顔を出すと、清酒の姿はない。「清酒はあるの」と聞くと「今用意いたしますから」と、時間をおいて燗酒が出てくる。各地方の酒造家は資産家が多く、町の有名人である場合が多い。経済的に割高になる。

 谷公一衆院議員は今年4月、「宮中晩餐会等において用いられる酒類に関する質問主意書」を提出。これに対し、当時の鳩山由紀夫首相名で、外務省、在外公館での会食や晩餐会での乾杯の際に使用する酒についての回答書が出された。

 それによると、外務省本省が平成17~21年度の5年間に購入した日本酒の本数は737本。金額にすると190万9,927円だから、1本当たり2,591円。これに対し、ワインの購入本数は2500本。金額にすると1367万3181円だから、1本当たり5,469円。主要国首脳会議参加国に所在する日本国大使館では、日本酒1684本、732万8,285円、平均価格4,352円。ワイン1万9535本、5436万6024円、平均価格2,783円となっている。

 最も知りたい、国賓・公賓等が来日した際に天皇皇后両陛下が催される晩餐会や歓迎会の他、日本国内で開催される主要国首脳会議等の会食時の酒類に占める日本酒の割合が明確になっていない。

 各民族の伝統ある酒類についての知識が不足しているのではないだろうか。鎌倉時代から江戸時代に栄え、明治、大正、昭和の初めに造石税で消えてしまった熟成古酒だったが、戦後、復活している。

25周年記念イベントにて 1990年ごろ、ソムリエの田崎さんとフランスに出掛けた折には、メーカー流通業者の食事の席で25年前の濃熟タイプの古酒を使って、起立、献杯の礼を行ってくれた。

 2001年には、日本の清酒メーカー5、6社が自社の大吟醸・熟成古酒を持参し、フランス・モナコのワインメーカーが経営するレストランで「利き酒会」を開催した。「穀物が原料でなぜこんな香りが出てくるのか」「樽熟成でもないのにどうして発色があるのか」-。濃いルビー色の熟成古酒に対する質問は絶えなかった。そして、ロマネ・コンティの工場も見学したのだった。

 酒造会社、ワインメーカー間では、互いにその良さを認め合って研鑽している。日本の接待担当者よ、まずビックリするような良い熟成古酒を飲んでもらいたい。我々の先達が楽しんだ伝統文化を研究してもらいたいものだ。

 
 次回は、日本酒の伝統的熟成を促す日本の麹菌・アスペルギルス属オリゼの製造を紹介する。

(長期熟成酒研究会 顧問 本郷信郎)

Kyodo Weekly 2010.12.13号掲載

穀物原料でフルーツ様の香り…日本酒の素晴らしさに感激です。
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Vintage sake vol,32「伸長する清酒の輸出」
Vintage sake vol,32

「伸長する清酒の輸出」

 国内、昨年7月から今年6月までの1年間の清酒の課税移出は62万582klで、5年前と比べて11万5973kl減少である。その国の伝統の酒は、いずれも減る傾向にある。

 1956(昭和31)年度には4135あった日本酒製造免許場数は1944まで激減、実際に稼働しているのは1300程度となっている。2009年度の生産量は62万582klで、約35年前の1973年度176万6111klの35%になっている。

 一方、2000年の清酒輸出は7417klだったが、09年の1万1949klの161%。1L当たりの平均単価も406円から601円となり、次第に、数量とも高級酒に移る状況が出てきている。今年1~8月の数値は8706klで、5年前の137%。1L当たりの平均単価は612円で、5年前の104%。この円高の中での成績である。00年47ヶ国、04年49ヶ国、今年1月~8月で47ヶ国に輸出されている。

 和食は健康食として注目を集め、その伸びは日本酒にも通じ、米国が輸出全体の27%を占め、1L当たり平均単価も900円に近い。英国、オランダ、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、ブラジル、オーストラリア等への輸出も順調に伸びている。近年、最も伸びが目立つのは韓国。さらには中国、台湾、香港、ベトナム等東南アジアへの輸出も増えている。これ等も和食の伸びと関連していると思われる。

 しかし、例えば米国を見てもワインと比べれば、清酒の輸入量はまだまだ少ない。もっと伸びる余地を十分に残しているという。

スペイン 輸出を多く手掛ける東北のある会社は21ヶ国に輸出し、パリにはオール麹の酒、米国には大吟醸の熟成古酒とオール麹の酒を出している。新潟の会社は8ヶ国に輸出し、熟成古酒をドイツ、香港、シンガポールに。今年9月、ロンドンで開かれた世界の酒類審査会の熟成古酒部門でグランプリを獲得し、最近、台湾でこの酒の試飲が大きな評価を得たという。

 また、中部地方の会社は、輸出するのはすべて熟成古酒で、5ヶ国に輸出。米国には純米古酒を10年ぐらい前から輸出し、昨年秋のスペインでの世界料理大会にも出品している。輸出先は熟成古酒に何の抵抗もなく、市場はそのまま受け入れている。九州の会社は、9ヶ国に輸出し、1ヶ国に熟成古酒を輸出していた。熟成古酒の話題が多い国は、ノルウェーであるという。

 次回は、日本へ来る来賓への接待に使う酒について報告する。

(長期熟成酒研究会 顧問 本郷信郎)

Kyodo Weekly 2010.11.8号掲載

日本酒、そして熟成古酒が世界でもっと活躍してくれる事を期待します。応援よろしくお願いいたします!!
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Vintage sake vol,31「誕生年の熟成古酒」
Vintage sake vol,31

「誕生年の熟成古酒」

 結婚する2人の生まれ年のワインを探し出して、これを手元に置くことは珍しいことではなくなったが、生まれ年の熟成古酒を探し出すのはなかなか難しいのが日本の現状である。

 結婚の平均年齢も遅くなり、熟成期間が40年近い日本酒は希少、貴重である。もちろん一般販売は中止になっており、メーカーか、古酒流通ルートをたどって掘り出すしかない。

 今回ご紹介するのは、栃木県足利市に住む大塚さん夫妻の結婚式。ワインセラーを作った祖父を持ち、伯母が料理学校経営という家庭環境の中、あるウエディングプランが浮かび上がった。

 地中海に面したフランスとイタリアとの国境・コートダジュールの落ち着いた町「マントン」。2人はジャンコクトーがデザインした市庁舎の一室、サロン・ド・マリアージュで挙式、シャンパーニュで乾杯し、ハネムーンを楽しんだ。帰国後、日本で催した披露宴でも1989年のシャンパーニュ等で祝った。

 そして、2人は結婚を機に、濃熟タイプの昭和47(1972)年酒と昭和52(1977)年を探究することに。昭和47年モノの評価は8万5000円、昭和52年モノは3万5000円といわれる。地方の地酒さんにも何本か、貴重な熟成古酒が出来つつあるとみる。2人が希望する熟成古酒は「オールド・サケ・ギャラリー」(電話:03-3264-2695)が掘り出した。Vintage達磨正宗

 深いルビー色に染まる、濃熟タイプの熟成古酒に巡り合えた人は少ないだろうが、その落ち着いた香り、酸と甘味の調和、苦味の風格を添え、スッキリしたのど越し…。私は「帝王の酒」と呼んでいる。Vintageモノはセラーで保管。2人がめでたく銀婚式、金婚式を迎えた折に、開栓して誕生と結婚の時を振り返って堪能するのもよし、また、60年を超える古酒ともなれば、売って祝いの宴の費用に当ててもよし、である。

 最近、香港での熟成古酒の価格にはビックリさせられる。中国ではさらに拍車が掛かる。現在は限られた中での価値。上昇は大いに期待される。古く、中国では、娘が生まれると、紹興酒の蔵に、その年の酒を蔵の壁の中等に塗りこみ、結婚する時にその酒を取り出し売却、披露宴を盛大に行うとの話がある。

 日本でも、子供が生まれたら、自家熟成に挑戦するのもいい。誕生年の市販酒を、生まれた日の新聞紙で包んで紫外線をカット。化粧箱に入れ、立てたままの状態で戸棚に保管する。流れる月日の中でどんな熟成を見せてくれるのか。成人や結婚式に開栓し、包んでいた"古新聞"を読みながら、家族で杯を重ねれば、喜びを一層引き立ててくれるに違いない。

 次回は、世界の中の日本の酒について紹介する。

(長期熟成酒研究会 顧問 本郷信郎)

Kyodo Weekly 2010.10.11号掲載

思い出と共に成長する熟成古酒。開栓の時が楽しみなお酒ですね。
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